CAT GETTING OUT OF A BAG

What the tester is thinking.

2015-01-01から1年間の記事一覧

ペアテストと情報の共有について

朝会のあとの二次会で、Sさん(テスター)が、最近追加したとある機能がものすごく心配でたまらないと言う。新しい機能というのは、なんていうか若いから、もうそれだけで危なっかしいのだけど、そんなことを言うSさんの顔を見ていると”なんとなく心配”とい…

テストを漢字一文字で表すと?

今年もまた一年の世相を漢字一字で表現する「今年の漢字」の季節がやってきましたが、先日秋山さんがこんなツイートをしてたので、わたしも考えてみました。 @akiyama924 わたしは「知」にしておこっと。これ毎年12月にやるといいですね。 — miwa (@miwa719)…

モネ展

東京都美術館で開催されている「モネ展」をみてきました。とても大きな睡蓮の絵は、近くから見ると「淡い色彩の何か」でしかないのに、数歩下がって全体を眺めると、水面に映る空や、木々の影、池そのものがはっきりと浮かび上がってきます。絵自体はもちろ…

miwa style 裏話

connpass.com ゲストとして @m_seki と一緒に登壇させて頂きました。初めてお会いする方も多く、いろいろ話せて楽しかったです。Testingを伝える、ということの難しさわたし(たち)の Testing の話しをするにあたり、どのように伝えたらよいのか、とても悩み…

変化に気がつくということ

@miwa719 いつも見てるからわかる変化もあるけど、いつも見てるからこそ気づかない変化もあるかもね(^o^)— きたのしろくま(あだち) (@kitanosirokuma) 2015, 10月 15 長年愛用していたくるくるドライヤーがいつもと違う音を出すようになりまして(そろそろ…

サングリアの夜

Bar+Gallery 殻々工房 KARAKARA FACTORY は、お気に入りの場所です。だから大好きな人や特別に想っている人を、連れていきたくなります。わたしは #toruby や #toteka でのコンテンツ委員長係ということもあり(いつかここで何かしたいなー)と、夢みてい…

テストプロセス改善以前のお話し

これまでわたしはいくつかのチームを転々とし、ウォーターフォール型や反復型のような開発の現場にいたり、独立したテストチームに所属し、外側から開発チームを見ていたこともあった。いまはアジャイル開発をしてるチームでテスターをしている。 そこで分か…

XP主要プラクティス - 全員同席(Sit Together)について

わたしたちのチームは、毎朝同じ時間に同じ場所で、チケットの読み合わせをする。朝会が終わる頃には、今日やるべきテストのイメージ(それはもしかしたらカジュアルなテスト設計のようなものかもしれないし、探索的テストの断片のようなものかもしれない)…

とちぎRuby会議06 - 珈琲セッションのつくりかた

6月20日に開催した とちぎRuby会議06 - Regional RubyKaigi に 珈琲専門 猫廼舎さん が出張ドリップに来てくれました。どのようにして珈琲セッションをつくっていったのか、また当日の様子などを書き留めておきます。 用意したもの ミネラルウォーター バケ…

丁寧な仕事はチームに伝染する

先日、ある機能をテストしていたときの話。 いつもなら瞬時に画像が表示されるのに、今日は5秒くらい待たされる。おかしいな?と思い、別の画像で試してみるとすぐに表示された。どちらも表示自体には問題ない。画像に依存してるのかなあ…(もしかしたらそう…

テスターがコードを知るということ

先日いつものようにテストしていたら、おかしな現象に遭遇したのでプログラマAさんに見てもらいました。 わたし「こんな条件で動かすと、ほらこうなっちゃう。」 Aさん「あー、なるほど、そうなりますねぇ。バグですね。」 Aさんの頭の中のエディタにはコー…

テスターは朝会から何を知るのか

わたしはちょっと意地悪らしい。 例えば、あるテストケースを思いついたとする(しかもかなりの高確率でうまく動かなそうなやつ)。それをね、モノが出来上がって自分の目でちゃんと動くこと(気持ち的にはちゃんと動かないこと)を見届けるまで、プログラマ…

愛すべき不完全なテストケースについて

「完璧なテストケースなどといったものは存在しない。完璧な絶望が存在しないようにね。」村上春樹さん風 (『風の歌を聴け』より) わたしはテストケースに完璧を求めていない派だけど、こうなる前までは”完璧”とか”漏れがない”とか…なんだろう理想のテスト…

気の持ちようを変えるのは大変なんだよねって話し

これとてもおもしろいエントリでした。気の持ちようを変えるための、具体的でお手軽なアイデアですね。 <a href="http://konifar.hatenablog.com/entry/2015/05/02/003449" data-mce-href="http…

JaSST'15 東北に参加します

JaSSTソフトウェアテストシンポジウム-JaSST'15 Tohoku 今回のテーマは「レビュー」なんですね。楽しみだなー。 参加申込みしたときにレビューに関するアンケートがあったので、こんなことを書いてみました。安達さんのお話(ウォークスルーで疑似体験)や倉…

品質特性とバグの聞こえる化

午前中に見つかったクリティカルな問題が、お昼休み前には原因が分かり一安心。 会話(問題が起きる前にどんなことをしていたか)とログでだいたいのことは分かるんだなあ。これって品質特性で言うところの「保守性(解析性)が高い」ということだよね?すばらし…

Feelingを大切にするということ

先日行われたJaSST'15 Tokyoのマイケル・ボルトンさんの基調講演はとても良かった。なにが良かったのかって。それはわたし(たち)のやってるテストが間違ってないんだな、ということがわかったから。 うーん「間違ってない」というのは言葉の選び方として適…